入院期間のお見舞いへの応対。とても素晴らしい経験だった。

投稿者: | 2017年10月22日

入院期間にお見舞いに来てくださった方々への応対は、とてもいい経験になりました。
入院して良かったな、と思える事のひとつです。

私は大動脈解離の治療のため、1ヶ月ほど入院しました。
手術してしばらくは、ほぼ治療に専念せざるを得ませんでした。
色んな管や配線につながれていて、ほとんど身動きが取れない状況でした。
手術からの数日間は、なかなか辛く苦しい時期でした。

一般病棟に移ってから、通話以外のスマホ使用が認められたので、取り急ぎ上司をはじめとする数人の人たちに、メールで近況報告しました。
その中には、ぜひお見舞いに行きたい、と言ってくれる方々もいました。

でも、ベッドに寝たきりの自分の姿は絶対に人には見せたくありませんでした。
何より、お風呂に入っていなかったため、脂ギッシュな顏とベタベタな髪の毛のみすぼらしい姿は、誰にも見られたくありませんでした。
よって、現段階のお見舞いは丁重にお断りし、身体が自由になったらまた連絡します、という回答でその場をしのぎました。

一般病棟に移って10日目くらいでしょうか。
身体につながれた色んな管、配線類も大方取れて、身体が自由になりました。
シャワーに入れるようになったのもこの時期からだったと思います。

シャワーに入って身体を洗うと、やっぱりスッキリ感が違います。
なんといっても気分が元気になります。
ぱっと見の姿は、入院前とそんなに変わらないものになりました。
ひとつ違うところは、若干痩せたところと、入院してからずっと伸ばしているヒゲが口の周りを覆っている事でしょうか。

入院から約二週間後、お見舞いを「解禁」しました。

メールで次々にお見舞いの「アポイント」が入ります。
奥さんが、自分が入院した事を親類や友人にまで知らせていたので、自分の想像以上にお見舞いの連絡が入りました。
複雑な気分でしたが、とても嬉しかったのを覚えています。

初めて来てくれたのは、上司と本当に身近な会社の同僚でした。
お見舞いに来てくれる人は、一般的には重病と言われている急性大動脈解離だったこともあり、弱り切った私の姿をイメージされていたようです。
でも実際に会ってみると、入院前とそんなに変わらない私の姿に驚かれます。
それが私にとってみれば快感でもありました。

「アポイント」のあるお見舞いの場合は心の準備ができているのですが、時々、「ノーアポ」でいらっしゃる方々もいました。
ある時、会社の幹部の方や、社外のお客様もノーアポでいらっしゃることがありました。
その経験もあって、午後の面会可能時間は、いつ誰が来てもいいように昼寝などせず気を張っていました。
突然の訪問に焦りますが、でもその驚きが格別の喜びでもありました。

退院までそのお見舞いは続きましたが、どの面会も本当に楽しく、いい時間になりました。
人とのつながりのありがたさを実感しましたし、それを知る事ができたのは私の人生の中で素晴らしい経験となりました。

大動脈解離が教えてくれた人生の素晴らしさのひとつです。

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