出世の石段を登ることの本当の意味

投稿者: | 2018年5月3日
東京港区にある愛宕山。
標高26メートル。
東京23区内では最高峰の山として知られています。
その頂に、「愛宕神社」があります。

 

その愛宕神社に向かう石段。
目の前に立つとその高さに思わず圧倒されそうになります。
この石段は通称「出世の石段」と呼ばれています。

 

徳川家光の時代。
家光が山頂に咲く梅の花を見て、「あの梅の枝を馬で取ってくるものはいないか」と言いました。
それを聞いた讃岐藩家臣、曲垣平九郎が馬で石段を駆け上がり、見事に梅の枝を持ち帰ったのでした。
その後、曲垣の名前は馬術の名人として、全国に名を轟かせたのでした。
その逸話がこの石段の通称に結びついています。

 

その出世の石段を一歩ずつ噛み締めながら登ります。
脚は徐々に鉛のように重たくなってきます。
そこをぐっと堪え登り切ると、ささやかな達成感に包まれます。

 

それにも増して感じるのは、この石段を登り切ることができる健康な身体に対しての深い感謝の念。
そして幸福感。
これが私にとって出世の石段を登ることの本当の意味である、ということに気付かされます。

 

程なく、愛宕神社の社殿に向かって合掌。
今回の大動脈解離の定期検診も、問題なく順調であったことを報告しました。

 

ゴールデンウィーク狭間の平日。
神社近くにある私の病院も患者さんがいつもより少なく、スムーズに検査が進行。
早めに検診が終了したため、病院から愛宕神社、日比谷公園を散歩する時間の余裕ができました。
運がいい。
東京都心の緑を満喫し、気持ち良く午後からの仕事に臨めました。

 

私の心臓と大動脈は今回も順調でした。
その安堵感とともに、ゴールデンウィーク後半を楽しみたいと思います。

 

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