受動喫煙が周囲の人々の寿命を縮めている!喫煙者はその危険性について最低限の認識を持つべし。

投稿者: | 2017年1月15日

食事のあとに、コーヒーを飲みながらタバコを一服。
この上なく幸せな瞬間でした。
私は27歳くらいまでかなりのヘビースモーカーでした。
好きな銘柄はセブンスター。一日20本以上は吸っていました。
子供ができてから、何度かの挫折を経ながら禁煙に成功しました。
その当時は、受動喫煙やら副流煙のことなど全く考えていませんでした。
日本という国自体が、タバコに関して寛容な状況だったからでしょう。

飲食店内で全面禁煙の動き?

先日、飲食店での受動喫煙に関するニュースが報道されていました。
それによると、厚生労働省は、飲食店での受動喫煙への対策を強化するため、壁などで完全に仕切った喫煙室を除いて建物の中を禁煙とし、違反した場合は管理者や喫煙者への罰則を設ける案を示しているとのこと。
それに対し、飲食店の経営者サイドからは、喫煙室を作ることは物理的にも金銭的にも難しい、喫煙者の客が減少して経営に悪影響が及ぶといった反対意見が相次いで出されているということです。
そもそも受動喫煙とは、人体にどのような悪影響を及ぼすのでしょうか?

そもそも受動喫煙とは?

受動喫煙というのは、自分の意志にかかわらず、他人が喫うタバコの煙を吸わされてしまうこと。
タバコの煙を嫌う人は多いので、臭い自体が問題であることは確かです。
しかしもっと問題なのは、煙に含まれるさまざまな有害物質です。
200種類もの有害物質がタバコの煙には存在し、そのうち約70種類は発がん性物質であるといわれています。
さらに問題になるのは、喫煙者が吸い込む主流煙よりも、タバコの先から立ちのぼり、ほかの人も吸い込む副流煙です。
副流煙には、主流煙よりもずっと多くの有害物質が含まれているとのことです。

恐怖!副流煙の有害物質

タバコの代表的な三大有害物質でみてみると、副流煙には主流煙にくらべ、ニコチンが2.8倍、タールが3.4倍、一酸化炭素が4.7倍も多くみられるとのこと。
ニコチンは神経毒性をもつ物質で、末梢血管を収縮させ、血圧を上昇させる作用があります。
タールは、タバコの成分が熱で分解されてできる粘着性の物質で、ベンゼンなど多くの発がん性物質が含まれています。
そして一酸化炭素は、タバコが不完全燃焼するときに発生する物質で、血液中では酸素よりも先にヘモグロビンと結合します。
そのためからだが酸素不足状態になり、活動量が低下し、疲れやすくなります。また、血液中のコレステロールを酸化させ、動脈硬化を促進する作用もあります。
このように副流煙は、さまざまな作用をもつ有害物質を多く含むため、その影響は肺がんだけでなく、呼吸器障害(喘息など)、循環器障害(心筋梗塞など)などにまで及ぶことが分かってきています。

まだまだ知られていない。受動喫煙の危険性。

その一方で、受動喫煙の危険性に対する認識度は、まだあまり高いとはいえません。
受動喫煙の予防の難しさは、自分でも気づかずに副流煙などを吸い込んでいるケースが多いことです。
空気清浄機では一酸化炭素などのガス状物質は除去できないため、有害物質を防ぐ効果はありません。
また、喫茶店などに多い分煙の場合、禁煙場所はなんとなく空気がきれいだと思いがちです。
ところが、ガラスなどで仕切られた喫煙コーナーからの人の出入りや、喫煙者の呼気や洋服に付いた有害物質の影響で、禁煙場所の空気も汚染されていることがさまざまな調査から分かっています。

有効な受動喫煙対策=徹底的に避けるしかない!

したがって、そうした副流煙にさらされそうな場所を徹底的に避けるようにすることが大切です。
とくに高血圧や糖尿病、脂質異常症などの方は、動脈硬化や心筋梗塞の予防のためにも十分な注意が必要です。
また、妊娠中の女性や幼児のいる家庭では、同居家族全員が協力して禁煙を心がけることが大切です。
喫煙場所には近寄らない、近親者に対しては禁煙を促す、などタバコの煙から徹底的に避ける方法をとりましょう。
残念ながら日本の現状では、そうすることでしか受動喫煙から身を守る方法はありません。
少なくとも喫煙者は、自分が周りに迷惑をかけている、という最低限の自覚をもってほしいものです。
自覚無き者に喫煙をする資格はありません。

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