喫煙はあなただけでなく周りの人も不幸にしてしまう。禁煙のススメ。

投稿者: | 2017年2月1日

私は毎朝歩いて会社へ通勤しています。
今朝も、空気は冷たいですが、気持ちよくウォーキングしながら会社へ向かっていました。
すると、前方にタバコを吸いながら歩いているサラリーマンがいました。
自然と、私に思いっきり副流煙が降り注ぎます。
不快極まりない瞬間です。
私は通勤コースを変え、遠回りして会社へ向かう羽目になりました。
ということで、今日は喫煙と健康被害について書きたいと思います。

喫煙は、ご存知の通り循環器疾患や呼吸器疾患をはじめ様々な病気の原因となります。
また、受動喫煙により周囲の人々にも多大な迷惑をかけることになります。
百害あって一利なしの喫煙は、今すぐやめるべきです。
ただ、たばこが悪いと分かっていても、なかなかやめられないのが現状です。
私も喫煙していたので、その気持ちは痛いほど分かります。
健康のために禁煙したいと思いながら、ずるずる吸い続ける喫煙者も少なくありません。

たばこはなぜやめられないか

喫煙しはじめるとやめられなくなるのは、主成分であるニコチンに強い依存性があるからです。
ニコチンの濃度がピークに達している間に、「たばこがおいしい」という感覚が生まれます。
このおいしさに精神的に依存し、いつまでも「おいしさ」を求めるようになります。
これを精神的依存と呼びます。
逆に、血液中のニコチン濃度が低くなると、落ち着きのなさ、欲求不満、不安、集中困難などの禁断症状が起こり、ニコチンが欲しくなります。
これを身体的依存と呼びます。

喫煙はどんな害があるの?

たばこの煙には4000種類以上の化学物質が含まれていることが判明しています。
そのうち有害と分かっているものだけで200種類以上もあります。
これらの中には40~60種類の発ガン物質が含まれています。
一酸化炭素は、酸素に比べ240倍も赤血球にあるヘモグロビンと結合しやすく、体内組織の酸素欠乏により動脈硬化が進みます。
よって脳卒中・急性心筋梗塞・大動脈解離などの循環器疾患を発症する危険度が高くなります。
1日25本~49本吸っている人は、心筋梗塞で死亡する危険度が吸ってない人に比べ2.1倍になります。
脳卒中発症と喫煙との関係でも、喫煙本数が増えるほど危険度が高まります。
さらに、呼吸器疾患の肺気腫・慢性気管支炎・気管支ぜんそくや、がん、低出生体重児など、さまざまな疾患の発症に影響しています。
肺がんのうち、たばこが原因と考えられる肺がんの割合は70%に及びます。
たばこの煙の通り道である咽頭がんや喉頭がん、あるいは唾液と一緒にたばこのヤニが飲みこまれることにより、発がん性物質の影響で、食道がん・胃がん・肝臓がん・膀胱(ぼうこう)がんが起こりやすくなります。

喫煙は家族にも影響

たばこは、吸っている本人ばかりでなく、周りの人の健康にも大きな影響を与えます。
身近にたばこを吸う人がいると、喫煙のきっかけになります。
男子中学生の常習喫煙率をみると、両親が吸わない場合は3%、父親が吸う場合は5%、母親が吸う場合は11%でした。
これに対して両親ともに吸う場合は15%になり、親のたばこの習慣が子どもに強く影響していると考えられます。

喫煙のきっかけになるだけでなく、さまざまな影響も生じます。
家族の中に喫煙者がいると、家族の呼気中の一酸化炭素濃度やニコチン濃度が高くなることが分かっています。
受動喫煙と呼びます。
受動喫煙の影響は肺がんにも現れ、日本人を対象とした大規模な調査では、夫にたばこを吸う習慣があり、妻が吸わない場合、その女性は、吸わない男性を夫に持つ場合より、1.9倍肺がんを起こしやすくなることが示されています。

禁煙の効果

1日20本のたばこを吸う男性は、吸わない男性に比べ、肺がんで4.5倍死亡しやすいことがこれまでの研究で分かっています。
禁煙をすれば5年でその危険度が半分、10年たつと、吸わない人と同程度にまで危険度を大きく下げられます。
禁煙の効果は、脳卒中や心筋梗塞などの循環器疾患では比較的早く現れます。
例えば女性の心筋梗塞による死亡率は、喫煙者が非喫煙者より4.5倍に及ぶことが明らかになっています。
しかし禁煙すれば、危険性が急速に下がることが知られています。
心筋梗塞をはじめとする循環器疾患では、肺がんに比べ早く危険性が改善します。
禁煙して2年くらいで、心筋梗塞の発症危険度は喫煙者の半分に、5年たつと吸わない人とほぼ同じくらいまで減少します。
国内の大規模な追跡研究でも、禁煙して2年以降は、たばこを吸う人の危険度の半分以下になることが分かってきました。

禁煙のススメ

禁煙の方法は数多く開発されています。
医療機関には禁煙外来が設けられ、ずいぶんアクセスしやすくなりました
そのほかにも多種多様な禁煙方法があります。
自分の身体に合った禁煙法を探してみましょう。
いずれにしても、禁煙には強い意志が必要です。
禁煙することによって得られる効果は絶大です。
その効果を思い描き、一日も早く禁煙されることをおすすめします。

 

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