大動脈解離が教えてくれたこと。かかりつけ医をもつことが人生の大きなセーフティネットとなる。

投稿者: | 2017年7月23日

私は2ヶ月に一度、主治医の診察を受けています。
半年に一度は、CTとエコーの検査を行い、大動脈の状態を定期的に診てもらっています。

手術をしてから今まで、体調に特に大きな不具合は起こっていません。
ワーファリンの効き具合に変動があるくらいのものです。
主治医との問診でも、最近は簡単なやり取りがあるだけ。
順調そのものです。

私は運がいいことに、大動脈解離という病気を通じて主治医をもつことができました。
心臓や大動脈のことだけでなく、いろんな身体の不具合について、気兼ねなく相談できます。
私が気になっていた眼瞼下垂やアテロームの治療についてのアドバイスをしてもらい、医師を紹介してくれたりしました。

まさに、かかりつけ医の役割を担っていただいてます。
私の身体のことを分かってくれているという安心感。
これが私の人生の大きなセーフティネットとなってくれています。

日本の医療は国民皆保険制度の中で運用されています。
少し前までは、どの病院、医院にかかっても基本的には同じ値段で医療を受けることができました。
だから、かかりつけ医を持たなくても、近くの病医院を自由に選んで受診することができました。
フリーアクセスと呼びます。

でも、これからはこのフリーアクセスが変わってきそうです。
フリーアクセスは、風邪などの軽度な症状でも大病院にかかることができます。
そうなると、本来大病院が行うべき急性期治療の妨げになったりします。
また、フリーアクセスは重複診療の温床となり、医療費の増加を来たす要因となります。

よって、厚労省は医療提供のしくみを大きく変えようとしています。
自分の住まいを中心にして、地域で医療や介護を提供していく仕組みです。
地域包括ケアシステムと呼ばれます。

この仕組みの根幹として、まず患者は自分のかかりつけ医を持つことを求められます。
体調に変化があったら、まずはかかりつけ医に相談する。
かかりつけ医で対応できなければ、地域内の専門医を紹介して治療に当たるのです。

そうなると大事になるのは、自分のかかりつけ医が誰になるか、です。
誰でもいいわけがありません。
安心して自分の身体のことを相談できる、信頼できる医師であることが求められます。

逆に言えば、信頼できるかかりつけ医をもつことで、自分の人生の大きなセーフティネットをもつことにもつながります。
これは、人生を豊かにする大事な要素です。

これから、この医療提供の仕組みはどんどん変わっていくものと思います。
今は健康な人でも、自分が住んでいる地域の医療に関する情報には、高いアンテナを張っておくことをおすすめします。

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