急性大動脈解離の前兆。それを感じ取る感性を持ちたい。

投稿者: | 2017年10月24日

私がスタンフォードA型大動脈解離を発症したのは2012年の真冬。
小雪が舞う本当に寒い日でした。

その当時、私は自分の身体と健康に自信がありました。
大動脈解離を起こす半年前に、高校時代まで続けていた剣道を20年ぶりに再開。
強くなりたい、という気持ちもあって、その当時は身体を鍛えあげていました

仕事が終わって毎晩のようにランニング。
タイム設定をして、かなり負荷をかける感じで走っていました。

それに合わせて、ダイエットも同時並行で進めていました。
カロリー制限とランニングによる負荷。
だいぶ自分の身体をいじめていたような気がします。

ただ、その甲斐もあって身体は絞られ、筋肉質のいい身体になりました。
あの当時は、鍛え上げられた身体に自信があったし、健康そのものだ、と自負していました。

逆に言えば、身体に負荷をかけすぎていた事が、急性大動脈解離に繋がったとも言えます。
その当時は仕事も忙しかったし、そこに楽しさを見出してかなり頑張っていました。
自分は健康だ、鍛えている、充実している、という過信が、自分の身体と血管を傷つけていったのかもしれません。

だからといって、急性大動脈解離が起こる前兆現象があったのか?と問われれば、答えは「否」です。
自分は他の人よりも健康である、という自信があった分、自分の身体の変調には一切気がつきませんでした。
もしかしたら、血管が裂ける前兆としての痛みやら違和感があったのかもしれません。
でもそれには一切気がつくことはありませんでした。

今になって思うことは、大動脈解離という病気は、知らず知らずのうちに身体に負荷をかけている状態の中で発症するものだということ。

仕事が順調で楽しくて、夜遅くまでついつい頑張ってしまう。
でもそれが知らず知らずのうちに身体に負荷をかけていく。
気がついたら血管がボロボロだった。
そんなこともあるのかもしれません。

急性大動脈解離の前兆は、自覚症状としてはほぼ感じない、という人がほとんどです。
私もそうでした。
ただそれは、自分が健康である、という過信が生み出している、いう事実を知るべきです。

自分の生活を省みて、身体に負荷をかけすぎているな、と感じたら要注意。
その状態を客観的に感じ取る事が、大動脈解離から身を守る唯一の方法なのかもしれません。

日々、自分を見つめ直す作業。
大動脈解離を経験して大事だと感じることのひとつです。

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