抗凝固薬イグザレルトを販売するバイエル薬品。カルテの無断閲覧が発覚。薬の信頼性を損なう事態に怒りを感じる。

投稿者: | 2017年5月27日

ワーファリンを常用している私としては、とても気にかかるニュースがありました。
ワーファリンと同じ抗凝固薬であるイグザレルトに関し、不正な形で得られたデータを論文に掲載して、販売促進に使用していた、というニュースです。

大手製薬会社「バイエル薬品」の男性社員が上司の指示で患者のカルテを無断に閲覧したと内部告発した。男性の代理人が19日、会見を開き、「バイエル薬品は速やかに調査結果を公表し、厚生労働省は適正な処分をすべき」と主張した。

代理人によると内部告発したのは、バイエル薬品の宮崎県の営業所の男性社員。男性社員は5年前、血栓症の治療薬「イグザレルト」販売のための調査をした際、上司の指示で宮崎県内の医師に依頼し、約200人分のカルテを患者の同意を得ずに閲覧したという。

男性社員は2年前、会社側に問題を訴えていたが、「社内で非公式な対応にとどめる」などと説明され、去年7月、厚生労働省に告発していた。

バイエル薬品は今月10日、「不適切な閲覧があった」と初めて公表していたが、代理人は19日の会見で、「本社の主導的関与が明らか」などとして「バイエル薬品は速やかに調査結果を公表し、厚労省は適正な処分をすべきだ」と主張した。

この類のニュースを聞くと、いつも怒りを感じます。
医薬品は、服用する患者にとっては命のようなものです。
ましてや抗凝固薬を服用する患者は、その服用の仕方、効果の状態、副作用が生死を左右します。
当然ながら、それらの医薬品に対しては、高い有効性と安全性、そして何より情報の信頼性が極めて重要な要素となってきます。
今回のニュースは、それを大きく歪めるものと見做さなければなりません。

バイエル薬品は世界でも名だたる大企業。
厳正かつスピーディな対応で、真相究明と再発防止に動いてくれるものと期待します。

全ての医薬品に対し、それらを販売する製薬企業の高い倫理性を期待したいと思います。

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