
都心の高層ビル。
その屋上テラスにあるベンチ。
そこに腰かけていると、小さなアリん子たちが這い回っているのを見かけました。
暑いくらいの陽気。
そのアリん子たちの元気な姿を見て、季節が一歩一歩夏へと向かっているのを実感します。
でも、なんでこんなところにアリん子がいるのだろう?
近くの植え込みにある土に幼虫が紛れ込んでいたのか?
ハチかチョウがその小さな脚に卵をくっ付けて運んで来たのか?
もしかしたら、この高層ビルの壁をわざわざ登ってきたのかも知れない。
いろいろな想像が膨らみます。
いずれにしても、かれらの生命力には深く感心します。
新型コロナウイルスに右往左往する人間たちとは対照的な姿。
もしかしたら、この環境の変化に柔軟に対応しているのは、人間以外の生き物たちなのでは?
生き抜く力。
アリん子たちはその術をよく分かっているようです。