田口壮が教えてくれた!自分の強みを把握し、自分が最大限輝ける場所を手に入れることの大切さ

投稿者: | 2017年1月12日

脇役力〈わきぢから〉生き残るための環境づくり (PHP新書)

著者:田口 壮

プロ野球では、巨人が一時期、有り余る資金を使って強打者をどんどん獲得した時代がありました。
巨人の「史上最強打線」を調べてみると、2004年のオーダーは恐ろしいくらいすごいです。
一番 二塁手  仁志敏久
二番 レフト  清水隆之
三番 センター タフィ・ローズ
四番 ライト  高橋由伸
五番 三塁手  小久保裕紀
六番 一塁手  ロベルト・ペタジーニ
七番 捕手   阿部慎之介
八番 遊撃手  二岡智弘
さらに、控え打者に清原・江藤・元木がいるというから、まさに四番打者のオンパレード。
このシーズンはさぞや圧倒的な強さで優勝したのだろうな、と普通は思います。
でもこの年の巨人は、中日に8ゲーム差をつけられ3位。
これだけの打者をそろえたとしても、優勝できないという皮肉な結果に終わりました。
もちろん、投手の状況もあるので一概には言えませんが、四番打者だらけのチーム編成をしても決してうまくいくとは限らないことを教えてくれました。
やはり、野球は走・攻・守のバランスと、個性豊かな選手たちが最大限力を発揮する環境づくりが重要なのです。
「適材適所」=それぞれの個性・強みがしっかりと発揮できるチームが、最強のチームなのかもしれません。

 

この本の著者、田口壮はまさにその言葉がピッタリの選手でした。
決して派手さはないが、強肩で守備・走塁がよく、日本では5度もゴールデングラブ賞を獲得するなど、玄人が好むタイプの選手。
そんな選手がメジャーリーグへ移籍すると聞いたとき、正直バリバリに活躍するのは厳しいだろうなと感じていました。
実際、イチローのようにレギュラーで毎試合ヒットを量産するような派手な活躍は、田口にはありませんでした。

 

ところが、田口はカージナルスでコツコツと仕事を積み重ねていきます。
代打・守備固めが中心ではありましたが、 チームの勝利のために、脇役としてまさにいぶし銀の活躍を続けていきました。
そのような地道な仕事を続ける田口の仕事は、 見ていてすがすがしさと気持ち良さを感じました。

 

適材適所という言葉がありますが、田口はまさにチームの大事なピースとして機能していました。
田口自身もその役割をしっかりと認識し、自分自身の存在を「脇役力(わきぢから)」と称し、それにプライドを持って戦っていました。
その姿勢が、見る人に気持ちよさを与えてくれたのかもしれません。

 

人には与えられた役割があります。
人それぞれ特徴があり、強みがあります。
その強みや役割をしっかり把握し、それらを最大限生かそうと行動することに、成功する要因があります。
ところが、それらは自分自身ではなかなか見つけにくいものです。
その大半は、人から指摘され、評価されて気付くものです。
まずは、自分の強みをしっかりと把握する作業が必要です。

 

無理に背伸びする必要はありません。逆に萎縮する必要もありません。
走りながらでもいいので、まずは自分の強みが何であるかを把握することを続けていきたいと思います。
そして、それをしっかり分析し、自分が最大限生きるところでひっそりと花を咲かせる。
そういった不断の努力を積み重ねていけたらと思います。

 


脇役力<ワキヂカラ> 生き残るための環境づくり (PHP新書)

 

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