眠りの質が人生の質を決める!?睡眠と生活習慣病との深い関係とは?

投稿者: | 2017年2月8日

睡眠の重要さは皆さんもご承知のことと思います。
睡眠不足になると、無性にイライラしたり、集中力が続かなかったりして、仕事や生活の質が低下する気がしてしまいます。
だから、出来ることなら毎日しっかり眠りたい、と誰もが思うことです。
でも、寝不足状態や質の悪い睡眠を続けていたら、問題は深刻です。
睡眠の質によって、生活習慣病やもっと重大な病気に関わってくるとしたら、睡眠の質の改善は急務です。
睡眠と生活習慣病にはどのような関係があるのでしょうか。

睡眠と生活習慣病との深い関係

質の悪い睡眠は、生活習慣病のリスクを高め、かつ悪化させることが分かっています。
睡眠に関する問題は「睡眠習慣」と「睡眠障害」の問題に分けられます。

睡眠習慣と生活習慣病

日本人、特に就労者や子供たちの睡眠時間は、世界で最も短いと言われています。
とりわけ女性は家事・育児の負担が大きいため、男性よりもさらに睡眠時間が短く、平日・週末を問わず慢性的な寝不足状態にあると言えます。
慢性的な睡眠不足は、日中の眠気や意欲低下・記憶力減退など精神機能の低下を引き起こします。
それだけではなく、体内のホルモン分泌や自律神経機能にも大きな影響を及ぼすことが知られています。

 

例えば、健康な人でも寝不足(4時間睡眠)を二日間続けただけで、食欲を抑えるホルモンが減少し、逆に食欲を高めるホルモンが亢進するため、食欲が増大することが分かっています。
また、慢性的な寝不足状態にある人は、糖尿病や冠動脈疾患といった生活習慣病に罹りやすいことも明らかになっています。

睡眠障害と生活習慣病

睡眠障害もまた、生活習慣病の発症に関わっています。
生活習慣病患者は、睡眠時無呼吸症候群や不眠症の方が多いことが知られています。
また、その後の研究によって、睡眠障害が生活習慣病の罹患リスクを高め、症状を悪化させることが明らかになりつつあります。

 

例えば、睡眠時無呼吸症候群の患者では、夜間の頻回の呼吸停止によって、低酸素血症と交感神経の緊張、代謝異常などの状態が進みます。
結果として5~10年後には、高血圧・心不全・虚血性心疾患・脳血管障害などに罹りやすくなります。

 

また慢性不眠症の患者も、交感神経の緊張、睡眠時間の短縮、うつ状態による活動性の低下など、多くの生活習慣病リスクを抱えています。
入眠困難や中途覚醒・早朝覚醒などの症状のある人は、良眠している人に比較して糖尿病になるリスクが1.5~2倍になることが知られています。

睡眠障害もまた生活習慣病のひとつ

日々の生活の中で、睡眠時間はどうしても犠牲になりがちです。
ただし、長期にわたり睡眠不足を続けたり、睡眠障害を放置したりするとは私たちの健康を大きく害します。
睡眠問題は、着実に心身の健康を蝕みます。
睡眠の質の改善は、豊かな人生に直結します。
睡眠習慣・睡眠障害の問題を放置せず、ご自分の睡眠状態に疑問を感じたら、迷わずにお医者さんに相談をしてみましょう。

 

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