突然やってくる死の瞬間。『突然死』をもたらす正体とは?

投稿者: | 2017年2月6日

突然やってくる死の瞬間。
事故などの不可抗力による死は、誰にも避けることができない運命です。
しかし予防できる突然死は是が非でも避けるようにしたいものです。
突然死の原因としても多くを占めているのは虚血性心疾患です。
その突然死をもたらす虚血性心疾患とは、一体どのような病気なのでしょうか?

虚血性心疾患とは?

心臓は筋肉でできており、心臓自体も冠動脈という血管から酸素や栄養を含んだ血液が送られています。
虚血性心疾患とは、この冠動脈がなんらかの原因によって狭くなったり、閉塞したりして血流が阻害される病気の総称です。

代表的な虚血性心疾患=狭心症と心筋梗塞

①狭心症

冠動脈の血流が悪くなると、心臓の筋肉に酸素の供給が不足し、胸の痛みや圧迫感を生じます。
この変化が数分から数十分続く一時的な状態が狭心症です。
冠動脈が狭くなるおもな原因は動脈硬化で、アテロームと呼ばれる脂肪組織が血管内に堆積して肥厚性病変(プラーク)を形成し血流を阻害します。

狭心症の代表的な症状は胸痛です。
胸全体が締め付けられるような痛みが生じますが、のどが詰まる感じ、左肩が痛む、胃のあたりが重いなど、虚血の程度によって痛みも様々で、痛みとして自覚しない場合もあります。

②心筋梗塞

心筋梗塞は冠動脈が完全に閉塞し、長時間にわたって血流が阻害され、心筋が壊死してしまう病気です。
動脈硬化によって形成したプラークが破れ、冠動脈内に多量の血栓が発生し血流が途絶え、心筋が壊死してしまいます。
壊死の範囲が広くなると、生命維持に必要な血液循環を保つことができず、死に至ることもあります。
発症から3日以内を急性心筋梗塞といい、心原性ショック致死性不整脈などを起こしやすい、最も危険な時期です。

最も危険!急性冠症候群

虚血性心疾患には、比較的病状が安定したものや軽度のものから、重篤なものまで幅広い病態が含まれています。
この中でも、プラークが破れ血栓形成が進む不安定狭心症と、その結果の急性心筋梗塞は、急性冠症候群と呼ばれ、突然死の危険が高い状態です。

虚血性心疾患の危険因子とは?

虚血性心疾患の多くは動脈硬化が原因で引き起こされます。
動脈硬化は老化現象として必ず起こるものですが、動脈硬化のリスクとなる4つの因子は「死の四重奏」と呼ばれています。

– 肥満
– 糖代謝異常(糖尿病)
– 脂質異常症(高脂血症)
– 高血圧

大動脈解離とほぼ同じ危険因子です。
おのずと、予防方法は大動脈解離の予防と同じ、と考えて差し支えありません。
悪しき生活習慣が徐々に身体を蝕み、気付いたら突然死、ということにもなりかねません。
普段の生活を見つめ、自分の健康状態をしっかりと把握し、改善すべきは改善する。
まずは自分で、良い生活習慣を手に入れましょう。

 

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