若者のヤンさんを見て思ったこと。

投稿者: | 2017年12月15日

今、都内のある焼き鳥屋さんにいます。
目の前には、年齢で言えば20代半ばくらいのカッコいいお兄さんが、手慣れた手つきで焼き鳥を焼いています。
その左胸には、「ヤン」と書かれた名札。
どこの出身かは分かりませんが、アジア系の外国人の方です。

ヤンさんがこのお店を切り盛りしているようです。
ヤンさんが店員さんに色んな指示を出しています。
店員さんたちも元気な声でその指示に応え、いい雰囲気でお店が回っています。
そんな若者の姿を見ていると、なんか彼らを応援したい気持ちになったりします。

ヤンさんは、どんな夢を持ってこの日本へ来たんだろう?
純粋にこの日本で働くためだろうか?
それとも、働いているのは仮の姿で、他に夢があるのかもしれない。
焼き鳥を焼くことはあくまで手段であり、もっと大きな夢にチャレンジしているのかもしれない。
勝手な想像が膨らみます。

私は大学生時代、新聞配達に勤しんでいました。
いわゆる新聞奨学生。新聞配達業務をする事で奨学金がもらえる制度。
それを活用して、私は大学を卒業しました。
新聞配達業務は、私にとっては大学卒業のための手段だったわけです。

私は運良く、4年間同じエリアを担当することができました。
当時の私のお客さんは、本当に素敵な方ばかりでした。

配達時はお客さんと交流することはほぼありませんが、集金時には直接お客さんとお会いすることになります。
常連のお客さんは、私が集金に行くと必ずお土産を準備してくれています。
お菓子やらジュースやら、時には自転車のカゴに入りきれないくらい頂いたこともありました。
さらには、「お釣り取っといて」といって、相当額のお金も頂いたりしていました。

当時若者だった私に、大人の人たちは色んな世話を焼いてくれました。
夢を持って頑張っている学生を応援したい。
そういう思いを、私自身が働く姿から感じとっていたのかもしれません。
そんな若者に、「頑張れ」というエールを送っていたのでしょう。
私が4年間新聞配達業務を続けられたのは、私という若者を応援し、見守ってくれるお客さんがいてくれたからこそ。
そう思わずにはいられません。

そして今、目の前にいるヤンさん。若者のヤンさん。
美味しい焼き鳥を焼いてくれてありがとう。
私は心の中でそう呟きました。
と同時に、レバー串を一本追加オーダーしたのでした。

そして、もしヤンさんに夢や目標があるのなら、頑張ってチャレンジして欲しいな。
本当に勝手ですが、そう強く思いました。

私が若かった時に応援してくれた大人の人たちの気持ち。
それが蘇ってくるようでもありました。

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