野茂英雄が教えてくれた、チャレンジし続けることの大切さ

投稿者: | 2017年1月8日


野茂英雄 日米の野球をどう変えたか
(PHP新書)
著者:ロバート=ホワイティング

野茂英雄は大好きなプロ野球選手の一人でした。
ちょうど私が大学生のころ、日本を飛び出しメジャーリーグに挑戦しに行きました。
今でもそのことはかなり鮮明に記憶に残っています。
もう20年以上前の話になるんですね。

そして、野茂がそこからどんな活躍をしたかはもうご存知の通りです。

この本を読んでいると、昔の自分の若い頃を思い出します。
野茂がメジャーで活躍していた時期は、私は大学生から社会人になり、若い戦力としてサラリーマン人生を駆け出した頃です。
トルネード旋風を巻き起こした初期の頃、私はまだ大学生で新聞配達にいそしんでいました。
配達が終わり、スポーツ新聞で野茂の活躍記事に目を通すのが本当にうれしかったのを今のことのように思い出します。
そして、野茂がレッドソックスで二度目のノーヒットノーランを達成したときは、社会人として得意先を周っていた時、得意先のテレビでそれをみました。
ちょうど野茂が一時期の勢いに陰りが出始めたかな、という時でしたので、その時の喜びはひとしおでした。

とてもうれしかったのを憶えています。

この本を読んで、野茂のすごさをさらに確かなものにしました。
何がすごいか?
野茂がいなければ、今のプロ野球の状況にはなっていなかったということです。
現在では、選手がメジャーリーグへチャレンジしたいと思えば、ある程度の障壁はあるものの、チャレンジできる土壌があります。
野茂は、そういった仕組みがなかった時代に、任意引退という選択を取り、数多くの非難を浴びながらメジャーへ旅立ちました。
そして、一年目から大活躍。
日米のプロ野球に、今までなかった新風を巻き起こし、制度として選手の交流ができる土壌を築きました。
野茂のチャレンジがなければ、イチローや松井秀喜の活躍もなかったであろうし、松坂大輔やダルビッシュの大型契約もなかったでしょう。
野茂がその道を切り開いた先駆者であることは紛れもない事実です。
その強靭な精神力がそれを可能としたのです。
すごいというほかありません。

 

このようなことは誰もができることではありません。
でも、チャレンジの大きさと、人生の豊かさは間違いなく比例することを示唆しています。
チャレンジしなければ、人生の豊かさも得られないでしょう。
チャレンジが小さければ、それだけでは満足した豊かさは得られないでしょう。
チャレンジが小さくても、その小さなチャレンジを積み重ねていけば、大きなチャレンジに相当する成果は得られるかもしれません。

 

要は、大小にかかわらずチャレンジして続けていくことが重要なのだということです。
失敗を恐れずに前に進む。これは、たまに自分に弱い心が顔を出し始めたときに、非常に大切な心の持ち方であると思います。
小さなことでもいい、常にチャレンジしていける自分でありたい、ということを再認識させてくれました。
自分を見つめなおすいい機会になりました。

野茂世代に生きた人々に、ぜひ読んでいただきたいと思います。

野茂英雄―日米の野球をどう変えたか (PHP新書)

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