
2012年1月。
仕事での立食パーティー中に急性大動脈解離を発症。
失神してその場に倒れ込みました。
すぐに到着した救急隊員によって近くの大学病院へと搬送。
そして緊急手術。
私の大動脈弁は人工弁に、上行大動脈は人工血管に置き換えられました。
医学書のMSDマニュアル家庭版にはこう記述されています。
大動脈解離を起こした人の約20%は、病院に到着する前に死亡する。
治療した場合には、最初の2週間を乗り越えた人の5年生存率は60%、10年生存率は40%。
最初の2週間を乗り越えた人は、最終的に約3分の1が解離の合併症のために死亡し、残りの3分の2はほかの病気で死亡する。
この数字を見るといつも感じます。
生きていることの不思議さ。
死ぬことの身近さ。
そして、普通の生活が送れていることのありがたさ。
あれから8年3ヶ月。
時間の経過とともに忘れがちなこの感覚。
でもこの感覚は自分にとって大きな財産なのだ。
そう再認識した週末でした。