我が家には小さいながら水槽があります。
そこにはメダカが4匹泳いでいます。
子供が友達から譲り受けたものでした。
昔熱帯魚を飼っていましたが、白点病にかかってしまい全滅。
それ以来、水槽セットはクローゼットの肥やしになっていました。
子供たちは、ちゃんと世話をするから水槽セットを出して欲しい、と懇願してきました。
それを条件に、再び我が家のリビングに、綺麗な水槽セットが設置されたのでした。
でも、子供たちの興奮は最初だけ。
餌やりも含めて、ほとんど世話をしなくなりました。
水が藻で緑色に変色するまで、一切手入れをしません。
結局、水槽洗いなどの仕事が、自分に回ってくるのです。
そして今この瞬間も、目の前に緑色に変色した水槽が鎮座しています。
子供たちや奥さんは塾やら習い事で家にはいません。
いるのは自分だけ。
ついついイライラしてしまいます。
イライラの原因は二つ。
一つ目は、汚い水槽を見ているだけで不快感を覚えること。
二つ目は、手入れをすると約束した子供たちが、手入れをしていないこと。
こんなときはどうするべきでしょうか?
ちょっと前までは、自分が手入れをしていました。
そうすれば少なくとも、今ある自分のストレスが軽減するからです。
あくまでも自分のため。
自分のストレス軽減のために行動していました。
でもこれではいけないことはわかっています。
本来は、子供たちが自発的に水槽洗いをしなければいけないことです。
どのようにしたら、子供たちは水槽洗いを自発的に行うようになるか?
こちらも考えて行動しなければなりません。
会社でも同じことが言えます。
自分が今やっている仕事を、部下が覚えて、できるようになり、それを自発的にやるようにする。
期限が迫ってくると、ついつい自分がやってしまいがちですが、それではダメなのです。
時間が多少かかっても、指導しながら、本人が一人でできるレベルになるまで、しっかりと見守る姿勢が大事なのです。
時間はかかるかもしれませんが、長い目で見れば、会社のため、自分のためにもそれが正解なのです。
そのためのストレスは、今は大きいかもしれませんが、近い将来それが幸福となって必ず帰ってきます。
そこでこのメダカの水槽の問題。
今までは私がやっていましたが、今日は心を鬼にしてそのままにしておくことに決めました。
本人たちに、水槽洗いの重要性を考えさせ、自発的に行うべきことであることを、時間をかけてでも分からせる。
そうしよう。
子供たちや奥さんはきっとこう反論するでしょう。
「今日はパパはお休みで一番ヒマなんでしょう?」
「ヒマな人がやるべきでしょう?」
反論の余地なしですね。
ヒマに見られている自分の情けなさを痛感しつつ、このブログを書いているのでした。