もう10年以上前の話になります。
箱田忠昭さんが主宰するセミナーを受けたことがあります。
箱田さんは、時間管理や人間関係など、ビジネスに必要なスキルの指導者として著名な方です。
セミナーが始まる合図が、「猪木ボンバイエ」。
とにかくエネルギッシュ、かつユニークなカリスマコンサルタント、という印象でした。
そのセミナーの中で、今も強く印象に残っている言葉があります。
それは、「即今当処自己」という言葉。
意味は以下の通りです。
即今:今やらずにいつやりますか?
当処:ここでやらずにどこでやりますか?
自己:あなたがやらずに誰がやりますか?
今、ここで、自分がやる、という意味です。
禅の言葉で仏教の教えだそうです。
今の積み重ねが未来を作ります。
やるのは今なのです。
明日があるかどうかは分からない。
だから今、この場所でやるのです。
他人の命令、意思の中で生きるのは他人の人生を生きること。
他人の人生を生きてはならないのです。
自分の人生を生きるためには、自分で考えて、自分でやるのです。
即今当処自己。
今、ここ、自分。
人生を生きる上での大事な原理原則です。